世界初“海に浮かべる風力発電所”福島沖に向け出発[2013/06/28 11:47]

 国の実証実験に使われる、海に浮かべる方式の風力発電所が、千葉県から設置予定の福島県沖に向けて出発しました。この計画は、発電設備を固定式ではなく、浮体式という設備と海底をワイヤでつなぐ方式で発電するもので、変電所も海上に設置し、陸上とはケーブルでつなぎます。

 28日朝、福島県の小名浜に向けて出発したのは、出力2000キロワット、直径80メートルの巨大な風車を備える風力発電設備です。福島県沖20キロに設置され、10月から発電を開始します。変電所とともに海に浮かべる世界初の浮体式洋上風力発電所で、来年度にはさらに世界最大級となる7000キロワットの風車2基を追加する計画です。陸地より強い風を受けやすい洋上風力は、効率良く発電できるとして期待されています。

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