消防署売るほど財政が…財政破産の米デトロイト[2013/07/20 17:41]

 アメリカのデトロイト市が財政破綻してから一夜明け、州知事は、連邦破産法の申請はやむを得なかったと強調しました。市は、消防署を売りに出すほど財政がひっ迫していました。

 デトロイト市民:「消防署が多すぎたんだ。市長はよくやっている。これ以上、悪くなりようがない」
 デトロイト市は財政を再建するため、去年から行政組織の統廃合を進めていました。
 ミシガン州リック・スナイダー知事:「今こそ60年の衰退を止めるための機会だ」
 スナイダー州知事は、連邦破産法の申請は必要な行政サービスを維持するために必要だったと強調しました。一方で、デトロイト周辺の日本人社会には不安の声も広がっています。
 デトロイト郊外に住む日本人:「(デトロイト中心部は)前から取り残されていて、とうとう来たかという感じです」
 日本の自動車メーカー社員:「(今後)治安の悪化などで人が外に移ってしまうことが、一番インパクトの大きいことではないか」

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