“差別発言”溝手氏、過去には輿石氏を「ヌエ」と…[2013/08/08 11:49]

 麻生副総理の「ナチス発言」に続く失言です。自民党の溝手参院議員会長が、今回の参議院選挙について、差別的な表現を使って「バカでも通る要素がある」と発言しました。溝手氏は、自民党が野党だった去年、総理大臣に返り咲く前の安倍氏のことを「過去の人」と言ったり、当時の輿石民主党幹事長を「ヌエみたい」と発言して、物議を醸していました。

 (政治部・成田彩乃記者報告)
 「安倍政権を支えていくことが最大の課題」と抱負を語っていた溝手参議院会長ですが、就任早々の問題発言に波紋が広がっています。
 自民党・溝手参院議員会長:「安倍総理のように大変、勢いの良い総理のもとですと、バカでも(選挙に)通るという要素があることは否定できない」
 新人議員に向けたあいさつで引き締めを狙ったものですが、結果的には反面教師となりました。溝手会長は7日、直ちに発言を撤回していて、自民党幹部は「長引いたら大変だった。撤回したのは良かった」として幕引きを図っています。秋の臨時国会での本格的な論戦を前に見え隠れする緩みが、安倍政権の足元をすくうことにもなりかねません。

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