放射線から身を守るには…規制委が検討スタート[2013/08/28 14:15]

 福島第一原発の事故で避難している住民が、国の避難指示が解除されて戻る際に備え、放射線から身を守る方法などについて国の科学的な検討が始まりました。

 原子力規制委員会が28日に立ち上げた検討チームは、放射線の専門家や福島県の病院の院長らが参加し、来月初めに初会合を開きます。これまで蓄積された放射線量のデータをもとに、避難指示が解除された区域に住民が戻った際の年間被ばく線量の予測や、被ばく量を減らすための措置について科学的な助言が加えられます。ただし、年間の被ばく線量の上限を引き上げるかどうかには踏み込まないということです。検討結果は、安倍総理大臣が本部長を務める原子力災害対策推進本部が年内に発表する政府見解に盛り込まれます。

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