除染・賠償で東電負担は7兆9000億円 概要判明[2013/12/20 05:40]

 政府が20日に決定する福島の復興加速に向けた指針のなかで、東京電力が今後、除染や賠償で負担する額を約7兆9000億円と見積もっていることが分かりました。

 指針によりますと、政府は賠償費用を約5兆4000億円、除染費用を約2兆5000億円と試算しました。この合わせた7兆9000億円は、東電が将来的に国に返済しますが、政府は資金支援のため東電への融資枠を9兆円に拡大します。また、国が保有する1兆円の東電株を将来的に売却し、除染費用に充てます。そのため、東電には電力システム改革を先取りして分社化し、企業価値を高めて株価を上げるよう努力を求めます。また、金融機関にも東電に対する融資を来年以降、順次、無担保にするなど「一段の関与と協力」を求めています。

こちらも読まれています