民間事故調の北沢さん逝去 福島第一原発事故検証[2014/09/29 23:38]

 福島第一原発の事故を検証した「民間事故調」の委員長を務めた東京都市大学学長の北沢宏一さんが、都内の病院で亡くなりました。71歳でした。

 東京都市大学によりますと、北沢さんは26日、都内の病院で急性肝不全のため、亡くなりました。長野県出身の北沢さんは東京大学で教授を務め、「超伝導」の研究などに取り組みました。2007年には、研究者の育成などを行う「科学技術振興機構」の理事長を務めました。福島第一原発事故の際には、民間の立場から事故の原因などを検証した民間事故調の委員長となり、政府などの危機管理の不備を指摘し、深刻な事故に備えた体制づくりが必要だと提言しました。葬儀は家族だけで執り行い、後日、「お別れの会」を開くとしています。

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