北朝鮮が突然アメリカ批判 国連「人権侵害めぐり」[2015/05/01 10:33]

 北朝鮮の人権問題を話し合う国連の会合に出席した北朝鮮の外交官がアメリカを批判する文書を一方的に読み上げ、会合が一時、中断する騒ぎがありました。

 北朝鮮外交官:「米国による人権侵害の氷山の一角で…」
 パワー米国連大使:「マイクを切って下さい。発言の権限は与えられていません」
 30日に北朝鮮の人権侵害をテーマにした討論会が国連で開かれ、脱北者の証言を遮って、北朝鮮の国連代表部の外交官が突然、声明を読み上げ始めました。アメリカの国連大使がマイクのスイッチを切るように指示しても読み続けます。最終的には警備員が強制退去させる準備を始めるなど、一時、緊張が高まりました。北朝鮮側は、討論会の前にも「北朝鮮に対する敵意を広げるため、アメリカが人権問題を利用している」などと主張する声明文を配布していました。

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