「国産ワイン」輸入原料はNG?表示基準で新ルールへ[2015/06/11 11:58]

 政府は、国産ワインの産地などの表示基準を明確にする制度作りを始めました。海外の原料を使うと産地を表示できないため、議論を呼びそうです。

 国税庁は、11日の自民党の部会にワインの表示基準の考え方を報告しました。国産ワインは、75%が輸入した濃縮果汁を原料に使用していますが、国の表示基準がないため、国産原料のみのワインと輸入原料のワインの区別が不明確だとしています。このため、新ルールは、国内の単一産地のブドウを85%以上使った場合だけ産地名を表示でき、それ以外は産地名を表示できません。国税庁では近く、審議会を開いて制度を詰める予定です。

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