維新で異論が噴出 労働者派遣法改正案の方針めぐり[2015/06/11 18:37]

 労働者派遣法改正案を巡り、維新の党執行部が委員会採決を容認する方針を決めたのに対し、党内から「与党を助けただけだ」などと異論が噴出し、路線対立が表面化しています。

 維新の党・初鹿衆院議員:「維新が派遣法の採決に、派遣法の成立にアシストをしているようにしか見えない」
 足立康史衆院議員:「何か取り引きとか、うがったジャーナリスティックな発言を代議士会でやられること自体が間違っている」
 維新の党は、労働者派遣法の改正案で委員会採決を容認する一方、民主党などと提出した「同一労働同一賃金」の法案で与党側と修正合意しました。これを主導したのが、橋下大阪市長に近い議員であったこともあり、民主党出身の議員からは、党内での意思疎通や説明が不十分だとの指摘が出ています。党幹部は「今後は慎重に懸念を抱かれないように対応する」と説明していますが、内紛の火種はくすぶりそうです。

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