東芝「不適切な会計処理」は「経営トップの圧力」か[2015/07/16 11:58]

 東芝の不適切な会計処理を調べている第三者委員会の調査報告書の概要が固まりました。「経営トップの圧力」が最大の原因と分析しています。

 関係者によりますと、第三者委員会は役職員ら50人近くに聴取し、田中久雄社長と前任の社長だった佐々木則夫副会長が営業利益のかさ上げを促すかのようなメールを送っていたことを把握しました。報告書には、メールでの指示内容や「必達値」と呼ばれる目標が語られた月例会議の議事録などを記載する模様です。この指摘に対して、田中社長と佐々木副会長は「適切な会計処理の範囲内だと思った」と答えたということです。今後、不適切な会計処理が意図的だったかどうか最終判断し、20日にも報告書を提出します。

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