雨の国会周辺で響く、老若男女の「廃案」コール[2015/09/17 16:59]

 戦後70年の年、日本の国の在り方を大きく変える安全保障法案の国会審議を巡って、国家の中枢である国会は与野党の対立が激しさを増しています。その一方で、国会の外では連日、安保法案に反対するデモが起きています。

 (勝田和宏ディレクター報告)
 デモのメインステージの横では、時間を追うごとに気温が下がってきているように感じます。17日午後3時半をまわったあたりに急に雨脚が強くなりましたが、現在は弱い雨に変わっています。抗議行動をしている方は多くなってきています。そして、デモの列は国会の門の前からお堀の方まで300mから400mにわたって連なっています。なかには、ベビーカーを押した母親や年配の方まで老若男女がこのデモに参加しているのが分かります。デモに連日、参加している40代の女性は「連日のデモの疲れはある。しかし、きょうの雨、寒さが1番つらい。ただ、雨が降っていて寒いから家で何もしないで後悔するよりも、現場に行って自分の声を少しでも国会の中の方たちに伝えていくことが大事だ」と話していました。プラカードには「9条壊すな」「戦争反対」ということも書かれていて、口々に大きな声を上げて訴えていますが、その声に思いが伝わって非常に張りのある緊張感のある声に会場は包まれています。

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