“ビール税”一本化先送りへ 来年の参院選挙控え[2015/10/19 11:50]

 ビール類の酒税の一本化を見送ります。現在、350ml缶あたりのビールの税率は77円、発泡酒は47円、第3のビールは28円と分かれています。政府・与党は、数年かけて、これを一律55円程度にする作業を進めていましたが、再来年度以降に先送りする方針です。

 政府・与党は、似通った酒の間で税率が違うために、メーカーは税率の低い発泡酒や第3のビールに開発費を取られる一方、全体の税収減を招いていることを問題視しています。このため、メーカーの意見も聞き、具体的な税率見直しの作業に入っていました。しかし、来年夏に参院選挙を控えて、ビールの税率が下がっても安い税率の発泡酒や第3のビールの増税につながることは消費者の反発が予想されることなどから、先送りすることになりました。

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