参院選“新党結成”決断は 岡田代表の発言が焦点[2016/01/30 11:48]

 民主党は30日午後、党大会を開きます。参議院選挙に向けて維新の党との合流を模索していますが、岡田代表が新党結成を巡り、どこまで踏み込んだ発言をするかが焦点です。

 (政治部・河村勇紀記者報告)
 民主党は参院選を政権交代への足掛かりと位置付けていますが、野党が集結できるのか岡田代表の決断にかかっています。新党結成について、岡田代表は「3月末までに判断する」としています。しかし、党内には「民主・維新だけで支持者が戻ってくるのか」として他の野党も含めた大きな連携を求める声もあります。一方で、保守系議員は「共産党と組むと票が逃げる」との反発が根強く、岡田代表も慎重な姿勢を取らざるを得ない状況です。地方からは「2月までには意見集約しないと間に合わない」と不満の声も出ています。維新の党の小野政調会長は、岡田代表が新党結成に言及しなかった場合、「見直しをしないといけない」として合流断念も示唆しています。岡田代表が慎重な発言にとどめた場合、党の内外からの反発も予想されます。

こちらも読まれています