北の制裁一致も南シナ海問題は溝埋まらず 米中会談[2016/04/01 13:39]

 アメリカのワシントンでは、核セキュリティーサミットに合わせてアメリカと中国の首脳会談が行われました。

 (冨坂範明記者報告)
 首脳会談ではまず、オバマ大統領が北朝鮮の問題を取り上げ、制裁に踏み切った中国の態度を評価しました。
 アメリカ、オバマ大統領:「緊張を高め、国際的な義務に反する核ミサイル実験のような行動を(北朝鮮に)どのように思いとどまらせるかについて協議する」
 習近平国家主席も「関係各国は完全かつ厳格に、北朝鮮に対する安保理決議を履行すべきだ」と強調しました。北朝鮮への制裁に関してはアメリカと歩調を合わせた形です。一方、南シナ海の問題を巡っては、習主席が「航行の自由を口実に中国の主権と安全を侵害するあらゆる行為に反対する」とアメリカを批判するなど、意見の溝は埋まりませんでした。

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