TPP「強行採決は…」山本大臣発言巡り審議ストップ[2016/10/19 18:09]

 山本有二農林水産大臣が同僚議員のパーティーでTPP(環太平洋経済連携協定)関連法案の強行採決に言及したことに与野党から批判の声が上がり、委員会審議がストップしました。

 山本有二農水大臣:「きょうもTPPの総括審議を総理入りでやっておられましたけど、野党の質問が必ずこういう質問になります。TPP委員会は、国会で批准する時に必ず強行採決するんやろうと、総理に皆、聞くわけでございます。私は内心、思っております。強行採決するかどうかは、この佐藤勉さんが決めるんだと」
 山本大臣は18日夜、佐藤議院運営委員長のパーティーでこのように発言しました。与党内からも批判が出たことを受けて、菅官房長官は19日朝、「誤解を生じかねない」と電話で山本大臣に厳重注意しました。その後、山本大臣は衆議院TPP特別委員会の理事会で自らの発言を謝罪し、撤回しました。しかし、民進党は納得せず、「大臣が辞任するまでは質疑できない」として、今のところ審議に応じていません。

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