トルコ南東部の爆弾テロ「イスラム国」“犯行声明”[2016/11/05 08:41]

 トルコ南東部で9人が死亡した爆弾テロについて、当局がクルド人武装勢力の犯行と断定する一方、過激派組織「イスラム国」が事実上の犯行声明を出しました。

 トルコ南東部のディヤルバクルで4日、自動車爆弾によるテロが起き、容疑者1人を含む9人が死亡、100人以上がけがをしました。当局はトルコからの分離独立を目指すPKK(クルド労働者党)の犯行と断定し、事件後にはクルド人勢力を支持基盤とする野党党首を逮捕するなど、クルド人勢力への締め付けを強化しています。一方、「イスラム国」系のメディアは5日、「イスラム国の戦士が実行した」と伝えています。3日に公開された最高指導者・バグダディ容疑者のものとされる音声メッセージでは、支持者らにトルコへの攻撃を呼び掛けていました。

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