経産省が統計調査で不正 統計廃止し関係者処分へ[2016/12/26 23:14]

 経済産業省が公表している繊維に関する統計調査で、過去のデータを流用する不正があったことが分かりました。

 不正があったのは経産省が毎月、公表している「繊維流通統計調査」です。経産省によりますと、少なくとも2012年3月から過去のデータが流用され、実際の10倍以上の数値が示されていたケースもありました。回答する企業が減るなか、2012年当時の担当者が調査に答える企業の数を一定に保つために不正を行ったとみられます。経産省は「統計調査の信頼性を損なう重大な事案」としてこの調査を廃止し、関係者を処分する方針です。

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