金正男氏の息子 遺体と対面か 覆面姿の武装警察も[2017/02/21 11:46]

 マレーシアで殺害された金正男(キム・ジョンナム)氏の息子・ハンソル氏がクアラルンプールに到着し、父親の遺体と対面した可能性があることが分かりました。

 (山本志門記者報告)
 多数のカメラマンや記者にその姿を捉えられることがなく、正男氏の遺体とその息子・ハンソル氏の対面がすでに実現した可能性があります。複数の海外メディアによりますと、ハンソル氏は20日夜、マカオからクアラルンプールの空港に到着したと伝えました。空港には多数のメディアが殺到しましたが、ハンソル氏の姿は確認できませんでした。一方、遺体が安置されている病院の前にも、ハンソル氏の到着を待つ多くのメディアが押し寄せていました。事態が動いたのは21日午前2時前でした。突然、警察車両4台ほどが病院に到着。車からは銃を携え、防弾チョッキや覆面を着用した武装警察10人ほどをはじめ多くの警官が現れました。その後、病院を取り囲む形で厳重な警備体制を敷き始めました。しかし、2時間が過ぎてもハンソル氏の姿は確認できず、午前4時前には警備も通常の体制に戻っていました。しかし、韓国のMBCテレビによりますと、この時にはすでにハンソル氏は黒い覆面をして武装警察に紛れて霊安室に入ったと伝えています。そして、1時間ほどとどまって父の身元を確認したということです。これが事実であれば、マレーシア当局がハンソル氏の身の安全に最大限の警戒を払っている証しでもあり、もうすでにマレーシアを出国している可能性も出てきています。

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