“受動喫煙”自民党案に塩崎大臣「課題がある」[2017/05/09 17:02]

 受動喫煙を防止する法案を巡って、厚生労働省案への対案として出された自民党案に塩崎厚生労働大臣が「課題がある」と懸念を示しました。

 厚労省は、30平方メートル以下のバーなど以外ではすべての飲食店で屋内禁煙とする案を検討してきました。これに対して自民党は8日、喫煙室を設けたり、「喫煙」と表示することですべての飲食店で喫煙できるなどとした厚労省案から大幅に後退した対案を取りまとめました。
 塩崎厚生労働大臣:「職場の歓送迎会とか、あるいは取引先との会合や会食などで喫煙可能な店であった時には、事実上、拒否できない。従業員の皆さん方や大学生や高校生のアルバイトの皆さん方が煙にさらされる。嫌々、受動喫煙を強いられる」
 塩崎大臣は、厚労省案について規制反対派の議員らに引き続き説明していく考えですが、今の国会への法案提出を巡る調整は難航が予想されます。

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