トヨタ自動車 5年ぶり減収減益 円高が収益を圧迫[2017/05/10 23:31]

 トヨタ自動車は2017年3月期の決算で、円高が収益を圧迫したことから5年ぶりに減収減益となったと発表しました。

 トヨタ自動車・豊田章男社長:「今回の決算は為替の追い風も向かい風もないなかで、まさに現在の等身大の実力が素直に表れた」
 トヨタ自動車が発表した2017年3月期の売上高は、前の年の同じ時期と比べて3%マイナスの27兆5971億円でした。本業のもうけを示す営業利益は30%減の1兆9943億円で、最終利益も21%減の1兆8311億円と大幅な減益となりました。国内の新型車を中心に連結販売台数は増加しましたが、前の年と比べて為替による減益が9400億円あったことから利益を押し下げました。通期の決算で減収減益となるのは、東日本大震災の影響があった2011年度以来、5年ぶりです。また、今期の業績については円高の影響に加え、北米での競争が激しくなることが予想され、2年連続の減収減益を見込んでいます。

こちらも読まれています