原発の新増設は「有識者の検討で判断」 世耕大臣[2017/06/09 20:07]

 世耕経済産業大臣は、国のエネルギー基本計画の見直しにあたり、これまで議論していなかった原発の新増設について「有識者の検討のうえで判断していく」との考えを示しました。

 世耕経済産業大臣:「有識者にしっかりご検討頂いたうえで、エネルギー情勢などをみて判断していく。現時点では、新増設・リプレイスは全く考えていない」
 エネルギー基本計画は政府が3年ごとに議論していて、今年が見直しにあたります。2014年に策定された現在の計画では、2030年に電力の20%から22%を原発で賄うとしています。経済産業省幹部は「状況は大きく変わっていない」として、今回の見直しでもこれを維持する考えです。しかし、原発の運転期間は原則40年で、期間の延長なしでは計画が維持できないため、今回の見直しでは、原発の新増設や建て替えを盛り込むかが焦点です。経産省は今後、有識者会議を立ち上げて検討を開始する方針です。

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