エコノミークラス症候群 医療死亡事故のうち11件[2017/08/30 05:58]

 医療事故調査制度に基づいて報告された医療死亡事故のうち、11件の死因がエコノミークラス症候群だったことが分かりました。

 日本医療安全調査機構によりますと、今年3月までの1年半に報告された医療死亡事故330件のうち、11件の死因がいわゆるエコノミークラス症候群でした。エコノミークラス症候群は足などの静脈でできた血の塊が肺動脈に詰まる病気で、死亡する確率が高いとされています。機構は、手術後に体を動かせない患者などでは発症するリスクが高いため、早期に発見して対応することなどが重要とする6つの再発防止策を公表しました。患者側にも、予防のため、足用の弾性ストッキングを使ったり、動悸や息切れした時には症状が軽くても速やかに受診するよう呼び掛けています。

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