六ケ所村の核燃再処理工場 24回目の「完成延期」へ[2017/09/30 05:54]

 青森県六ケ所村に建設中の使用済み核燃料の再処理工場について、日本原燃の工藤社長はトラブルが相次いだため、来年度上期の完成は厳しいという認識を示しました。

 日本原燃・工藤健二社長:「(来年度上期完成の)状況は厳しいと認識している」
 六ケ所村の再処理工場では先月、非常用電源建屋に雨水が流入するなどトラブルが相次ぎ、年内にすべての設備の安全調査を行います。このため、原子力規制委員会の審査が遅れることから、工藤社長は来年度上期の完成は厳しいという認識を示しました。再処理工場は97年に完成する予定でしたが、うまく行かず、これで24回目の延期となりそうです。再処理を管理する国の機構は、延期による事業費の増大について「今の時点では申し上げられない」としています。

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