米国通商政策に「懸念や失望」G7財務大臣会議が閉幕[2018/06/03 11:49]

 カナダで行われていたG7(財務大臣・中央銀行総裁会議)は、アメリカによるアルミニウムや鉄鋼への輸入制限措置に対して、各国が懸念を示す議長総括を取りまとめて閉幕しました。

 麻生財務大臣:「おかしいじゃないかというのが当たり前でしょうがと我々が言っただけで、それを全員が一致したということでアメリカもそれに関しては、なかなか反論できなくて。これだけ全会一致してアメリカにという例は過去にあまりない」
 議長総括では、アメリカの輸入制限措置について、開かれた貿易や世界経済システムの信頼性を損なうと懸念が示され、アメリカの一方的な貿易措置が及ぼすマイナスの影響を強調しました。そのうえで、アメリカのムニューシン財務長官に対して、トランプ大統領に懸念や失望を伝えるよう要請しました。8日から行われるサミット・先進国首脳会議でも、アメリカの通商政策が議論の中心になりそうです。

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