「選手が耐えられるか心配」猛暑五輪に海外も懸念[2018/07/25 11:46]

 連日の猛暑で、あと2年となった東京オリンピック開催に各国から懸念の声が上がっています。アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙は「1週間以上、続いている猛暑はオリンピックの開催時期についての疑問を再燃させた」。イギリスのガーディアン紙も「暑さにより、選手や観客が危険な状況にさらされることへの危機感が高まっている」と2年後の開催を不安視する報道が相次いでいます。

 アメリカのウォール・ストリート・ジャーナル紙は、東京オリンピックに向けた暑さ対策として自治体が歩道の温度を下げる舗装をしたり木陰を増やすために大きな街路樹を植えることを検討しているなどと紹介しています。CNNテレビも「2020年のオリンピックで選手たちがこの暑さに耐えられるか心配し始めている」と報じています。また、イギリスのガーディアン紙はこの夏、猛暑で多くの人が熱中症で搬送されているとしたうえで、「競技時間を早めることは一つの改善策になり得るが、それだけでは十分とはいえない」という専門家の指摘を紹介しています。

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