西日本豪雨の被災地で再び冠水被害 広島・坂町[2018/07/29 11:47]

 台風12号は現在、広島県にあって、西日本豪雨の被災地やその周辺を直撃しながら西に進んでいます。西日本豪雨で土石流によって大きな被害が出た広島県坂町では、再び川が氾濫して道路が冠水しています。
 
 (佐藤公亮記者報告)
 坂町は29日午前9時半すぎに避難指示が出されました。弱まっていた雨がまた激しく降り始めました。風は変わらず、吹いていません。西日本豪雨の時に総頭川が氾濫し、近くの住宅は浸水被害に遭いました。ですので、今回の台風に備えて住民たちは土嚢(どのう)を積み上げて対策をしています。しかし、今回も冠水被害が出てきました。土嚢を積み上げている場所を見てきたところ、住宅と住宅の間を通る道路が完全に冠水していました。地元の消防団に話を聞きますと、深さは腰の辺りまであり、恐らく山側の総頭川の脇から流れてきたのではないかと話していました。また冠水被害が出てきたということで、地元の間では不安が広がっています。

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