東電 トリチウム水で「わかりやすい説明努める」[2018/09/03 21:07]

 東京電力は、福島第一原発で汚染水の処理後に残る放射性物質「トリチウム」を含む水について、今後は分かりやすく説明していく考えを示しました。

 木元崇宏原子力立地本部長代理:「(汚染水の)浄化につきましては、ためている水とか、浄化水の問題、そちらの方の我々のご説明が足りなかった。新しいデータを出すというところにつきましても、我々の方から(略)分かりやすい説明に努めていきたい」
 福島第一原発で発生する汚染水について、東電はこれまで放射性物質を除去する装置で処理すれば、トリチウム以外は取り除くことができると説明していました。ただ、現在、たまっている汚染水にはそれ以外の放射性物質が残っています。現在の設備でもトリチウム以外の放射性物質を基準値以下に浄化することは可能ですが、汚染水の処理方針が決まらないなか、東電はこうした浄化をせず、十分な説明もしていませんでした。今後は処理後の水の個別成分を調査し、必要ならデータを開示していくとしています。

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