米反対で「保護主義と闘う」宣言から削除 G20閉幕[2018/12/02 11:50]

 G20首脳会議は首脳宣言を採択して閉幕しましたが、アメリカの反対で「保護主義と闘う」という文言が宣言から削除されました。

 首脳宣言にはWTO(世界貿易機関)の改革が明記された一方、前回は盛り込まれていた「保護主義と闘う」という文言は削除されました。議長国のアルゼンチンのマクリ大統領はアメリカが反対したと明らかにしました。さらに、アメリカは気候変動の分野でも「パリ協定」からの離脱を改めて表明するなど、アメリカの孤立が浮き彫りになりました。G20の議長国は日本に引き継がれ、来年6月に大阪で首脳会議が開催されます。

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