「不信任案」提出の見込みも 「政権構想」足並みは[2019/06/24 17:49]

 国会は26日に閉会を迎えますが、参院選も控えるなかで野党側は残り2日間どう動いていくのでしょうか。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 野党は24日の幹事長会談で、25日に党首会談を開いて内閣不信任案の提出についての最終的な決定をするということで合意しました。現在、その衆議院の解散の可能性は低くなってきたとみて、野党は不信任案の提出にまとまってきたところですが、提出の前提として最後まで国民民主党がこだわっているのが「政権構想」です。野党が政権を取った場合の考え方を第1党の立憲民主党に示せと言っています。連立政権の形を示すということになれば、立憲民主党と国民民主党の合流に近い話をすることになるので、国民民主党は強く求めていますが、立憲民主党は立憲中心の野党再編を考えていて、枝野代表も「政権構想は解散が決まるまで示さない」と冷たい対応です。とはいうものの、この老後の資産問題で国民の不安が高まるなか、最終的には野党で結束したいという思いもあって、政権構想が示されなくても25日に野党は内閣不信任案の提出に踏み切る見通しとなっています。

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