ドミニカ共和国で米観光客の不審死相次ぐ 毒物か?[2019/06/25 10:42]

 中米カリブ海にあるドミニカ共和国で、アメリカ人の観光客がホテルで不調を訴えて死亡するケースがこの1年間で10件起き、FBI(米連邦捜査局)が捜査に乗り出しました。

 CNNなどによりますと、ドミニカ共和国の首都サントドミンゴのホテルで17日、アメリカ人の男性(56)が呼吸困難に陥り、搬送先の病院で死亡しました。ドミニカ共和国を旅行中のアメリカ人観光客が死亡したケースは去年6月以降、複数のホテルで少なくとも10人が確認され、このうち3人は死亡直前に呼吸困難などの症状を訴えていました。詳しい死因は明らかになっていません。アメリカメディアでは、殺虫剤や有毒物質などが関係しているのではないかという見方が取り沙汰されています。FBIは現地に捜査員を派遣して調べています。ドミニカ共和国は、アメリカから年間約200万人が訪れるリゾート地として知られています。地元政府は「どの死亡についても不審な点はない」と強調し、観光への懸念を払拭しようとしています。

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