次の舞台は… 終盤国会 野党が内閣不信任案を提出[2019/06/25 11:56]

 国会では会期末を26日に控え、野党5党派が内閣不信任決議案を提出しました。

 (政治部・中丸徹記者報告)
 会期末の恒例ともいえる内閣不信任案の提出ですが、今回は野党の立場の違いが目立ち、何とか提出にこぎつけたというのが現状です。
 立憲民主党・枝野代表:「本気でしっかりと安倍政権に退陣を求めていく。そうした内閣不信任決議案を提出していこうと各党から良い意味でのプレッシャーを掛けて頂きましたので」
 先月、菅官房長官が「内閣不信任案は解散の大義になり得る」と発言して以来、野党内は不信任案の提出に向けて右往左往してきました。参議院選挙を戦ううえで対決姿勢を打ち出すべきだという考え方と、衆議院の解散を誘ってしまうかもしれないという懸念があったからです。解散の見込みが薄れたことで提出はしたものの、26日の日仏首脳会談などに影響が出ないよう25日中に採決されることを織り込んだスケジュールで、与党は内閣不信任案をこの後に粛々と否決する方針です。徹夜国会に備えてお弁当を発注するといった風物詩も見られず、緊張感を欠いた国会の会期末となっています。 

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