「チバニアン」 土地の立ち入り認める市条例制定へ[2019/06/25 17:40]

 千葉県市原市の地層を新たな地質時代「チバニアン」として命名する手続きが反対派が土地を借り上げたことで滞っている問題で、市は研究目的の立ち入りを保障する条例を制定すると発表しました。

 チバニアンを巡っては、研究チームがこれまで新しい地質時代として国際機関への申請手続きを進めてきました。しかし、研究チームの元メンバーで申請に反対している男性が地層が露出した土地の借り上げへの協力を拒んだことで手続きが滞っていました。これに対し、市原市は「土地所有者などは試料採取のための立ち入りを妨げてはならない」などとする条例を制定すると発表しました。「立ち入りを妨害した者には5万円以下の過料を処す」という罰則も盛り込み、9月の市議会で成立を目指す方針です。

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