通常国会会期末 7月4日公示 21日投開票の参院選へ[2019/06/26 11:48]

 今年1月末に召集された通常国会は26日に閉幕します。今後、与野党対決の舞台は参議院選挙へと移り、選挙戦を通じた論戦が本格化していきます。

 (政治部・大石真依子記者報告)
 参議院選挙を見据えて政府・与党は法案の数を絞り、対決法案も少なくして今の国会に臨みました。ある与党幹部は今の国会を振り返り、「しっかり安全運転ができた」と胸を張っています。ただ、与党内からも「あまりに淡々と終わっていった。得点も失点もなかった」と論戦の低調ぶりを嘆く声も聞かれました。一方、野党側は終盤国会で「老後2000万円問題」が噴出し、一気呵成(いっきかせい)に攻めの姿勢を見せました。「総理による説明が必要だ」として予算委員会を再三にわたって要求しましたが、結局、開かれませんでした。野党側は「予算委員会を開かずに逃げ回った」と政府・与党の姿勢を批判しましたが、タイムオーバーとなった形です。今後、参議院選挙に舞台が移るなか、年金制度改革など与野党ともに建設的な議論を繰り広げられるのかが注目されます。

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