河野大臣「二カ国間で困難あるが」 日韓外相会談へ[2019/08/21 12:11]

 日本、中国、そして、韓国の3カ国の外相会議が北京で行われています。21日午後には日本政府が輸出管理の優遇対象国から韓国を除外することを決定して以来、初めての日韓外相会談が行われます。

 (森林華子記者報告)
 韓国の康京和(カン・ギョンファ)外相は、会談の冒頭では輸出規制を巡る日本への批判を避けました。
 韓国・康京和外相:「3国間の協力は両者の関係に影響を受けず、揺るぎない形で推進していかなければなりません」
 河野太郎外務大臣:「それぞれの2カ国間の関係は色々、困難に直面することもありますが、そのなかにあっても日中韓の3カ国の協力を止めるべきでないと思います」
 会談に先立つ写真撮影では3人が並んだ際は笑顔でしたが、すぐ近くにいた河野大臣と康外相が言葉を交わすというシーンは一切ありませんでした。その後の会談は冒頭で両者が厳しい表情で発言しました。今回の外相会談を受けて中国側は年内にも3カ国の首脳による会談を開きたい考えですが、日韓関係が改善しない限り難しいとの見方もあります。午後には康外相との会談が予定され、河野大臣は徴用工問題について対応を求める方針です。戦後最悪と呼ばれる日韓関係が改善に向かうかどうか、非常に重要な会談となります。

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