GSOMIA破棄 韓国政府「日本が対話の提案を拒否」[2019/08/23 01:31]

 韓国政府はGSOMIA(軍事情報包括保護協定)を破棄する判断の理由として「日本が韓国の対話の提案を拒否し、外交的解決策に全く反応しなかった」と主張しています。

 韓国政府はGSOMIA破棄を発表する会見で、日本が韓国を貿易管理上の優遇国から除外したことへの対抗措置だと強調しました。また、韓国大統領府関係者は「日本に特使を2度派遣し、大阪のG20でも首脳会談を提案したが、日本が対話を拒否した」と明らかにしました。韓国としては、日本の輸出規制に対する経済的に有効な対抗措置がなく、対話にも応じないことから、安全保障のカードを切る判断をしたとみられます。そのうえで、「日本が韓国に対する不当な輸出規制を撤回すれば、GSOMIAを再び検討する」として揺さぶりを掛けています。

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