安倍総理G7サミットへ 史上初“首脳宣言なし”に[2019/08/23 12:13]

 安倍総理大臣はG7サミットに出席するため、23日午前にフランスに向けて出発しました。現地ではアメリカのトランプ大統領との首脳会談なども予定しています。

 サミットではイランなど国際情勢や自由貿易、気候変動の問題などについて議論されます。
 安倍総理大臣:「北朝鮮やイラン情勢といった地域情勢についてしっかりと意見交換をし、成果を出していきたい」
 自由貿易に関してはトランプ大統領と他の6カ国において考えに隔たりが大きく、イラン情勢についても各国で立場が異なるなど、議論がまとまる見通しがありません。今回は1975年にサミットが始まって以来、初めて首脳宣言が出されない見通しで、このままではG7の意義が問われかねない事態となっています。そのため、安倍総理が今回のフランス訪問で重要視しているのが日米首脳会談です。両首脳は来月にも会談する予定で、その席で日米貿易交渉の大筋合意をすることを確認したい考えです。

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