決壊した堤防の復旧開始 浸水した町で救助要請多数[2019/10/13 13:15]

 栃木県佐野市では秋山川の堤防が決壊し、住宅地が浸水しています。

 (延増惇記者報告)
 秋山川の堤防が決壊した現場付近では、今、重機が運び込まれてコンクリートブロックがつり上げられようとしていますが、これ以上の川の決壊、堤防の決壊を防ごうと、そして、川の水の流れをおさえ込もうと、コンクリートブロック、あるいは土嚢(どのう)などが積み込まれる作業が現在、行われている途中です。消防によりますと、台風19号の影響で秋山川は氾濫危険水位を超え、12日午後8時40分すぎに堤防が決壊しました。今も次々と川の水が濁流となって住宅地に流れ込んでいて、決壊現場付近の栃木県船津川町では浸水などで道路が寸断され、孤立状態になっているということです。住民からは「逃げ遅れた」「助けてほしい」などと消防に通報があったということです。また、佐野市では消防がこれまで111人救助したという情報も入っています。佐野市によりますと、市や消防に救助を求める通報が複数寄せられていて、今も消防は150人態勢で救助活動を行っています。

こちらも読まれています