浸水で大量の泥 水が引き復旧作業始まる 宮城[2019/10/15 12:00]

 役場を含む町の中心部が広い範囲で浸水していた宮城県丸森町では15日朝になってようやく水が引き、復旧作業が始まりました。

 (国安貴俊記者報告)
 水は多い時で私の腰の辺りまでありましたが、14日夜から15日朝にかけてようやく引きました。現在は大量の泥が出てきていて、外を長靴がないと歩けないような状況になっています。町役場の周辺では、住民は泥をかき出したり片付けをする姿が見られ、ようやく復旧作業が始まりました。ただ、町の山間部では今も孤立状態の地区が複数あります。その一つの地区で、土砂に埋まった1人の遺体が見つかったという情報が入ってきました。宮城県内では今回の台風で11人が死亡、2人の行方が分かっていません。丸森町では役場が孤立していたため、住民の安否や山間部の孤立集落の状況を十分に把握できていません。今後、職員が急ピッチで被害状況を確認していくということです。

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