7県で47河川66カ所 台風19号の影響で堤防が決壊[2019/10/15 15:35]

 台風19号で堤防が決壊した河川は全国7県の47河川、66カ所に上ったことが分かりました。

 国土交通省によりますと、15日午前5時現在、堤防の決壊が確認されたのは大雨特別警報が発表された宮城県、福島県、新潟県、長野県、埼玉県、茨城県、栃木県の7県です。最も多いのは宮城県で、渋井川、荒川、照越川など16河川が決壊しました。そのほか、福島県で13河川、栃木県で7河川、茨城県で5河川、埼玉県で3河川、新潟県で2河川、長野県で1河川の決壊が確認されました。決壊した場所は合わせて66カ所に上りました。また、堤防から川の水があふれる「越水」は全国で少なくとも200以上の河川で起きたことも分かりました。一度にこれほど河川が決壊したのは初めてとみられます。まだすべての河川の確認が済んでいないため、さらに決壊の数が増える可能性もあります。

こちらも読まれています