バイデン氏 民主党討論会でトランプ氏の弾劾を強調[2019/10/16 17:47]

 来年のアメリカ大統領選挙に向け、民主党の討論会が行われました。有力候補のバイデン前副大統領らは「ウクライナ疑惑」を巡り、トランプ大統領を弾劾(だんがい)する姿勢を強調しました。

 アメリカ、オハイオ州で15日に開かれた討論会で、バイデン前副大統領は「トランプ大統領はアメリカの歴史で最も腐敗した大統領だ。弾劾に向けて動く以外の選択肢はない」と主張しました。討論会では、他の候補者らもバイデン氏に関する調査をウクライナの大統領に持ち掛けたトランプ大統領を批判して弾劾の必要性を訴えました。一方、争点の1つである国民皆保険制度の導入を巡っては、世論調査でバイデン氏に迫る人気のエリザベス・ウォーレン上院議員が制度を支持する一方、財源として中間層に対する増税が必要かどうかの明言を避けたため、他の候補者から「誠実さに欠ける」と批判を受けました。また今月、心筋梗塞(こうそく)のため一時入院したサンダース上院議員は「私は健康で、とても元気だ」とアピールしました。

こちらも読まれています