千曲川の仮復旧きょうにも完了 避難生活は先見えず[2019/10/17 12:08]

 堤防が決壊した長野市の千曲川では、緊急で進められていた堤防の仮補修工事が17日にも完了する見込みです。

 (稲垣貴大アナウンサー報告)
 長野市穂保の堤防が決壊した現場では復旧工事が今も続いています。16日昼ごろに比べ、土の量が増えて高さが増してきています。仮の堤防は約70メートルにわたる決壊部分にコンクリートのブロックや土が盛られ、元々あった堤防と同じ高さになります。国土交通省によりますと、17日にも完成するということです。堤防の復旧は進んできていますが、浸水による住民の避難生活はまだ続いています。
 避難している住民:「(浸水した自宅は)水は出るが、トイレが使えない。最寄りの駅か避難所に帰って来ないといけないから、食べるのを控えている」
 住宅では住民が朝から片付け作業に追われています。しかし、この周辺の地域は長野市によるボランティアの受け付けがまだ始まっておらず、片付け作業の人手が足りていない状況です。

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