今年の春闘 攻防本格化「日本型雇用」見直し焦点に[2020/01/28 11:54]

 連合と経団連のトップが会談し、今年の春闘が本格化しました。賃上げを求める連合に対し、経団連は終身雇用など「日本型雇用」の見直しを進めたい考えです。

 経団連・中西宏明会長:「これまでの日本の仕組みはかなり見直さないと駄目なところも出てきた」
 連合・神津里季生会長:「分配構造の転換につながり得る賃上げを目指すこととしている」
 経団連は賃上げについて社員一律ではなく、成果に応じたり若手や中堅に重点的に配分すべきだという姿勢です。また、年功序列や終身雇用など日本型雇用の見直しを進めたい考えです。一方、連合は基本給を引き上げる2%程度の「ベースアップ」などを求めます。日本型雇用の見直しには否定的で、賃金のほか、働き方を巡る攻防が焦点となります。

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