新型肺炎「指定感染症」に指定　強制入院・就業制限[2020/01/28 12:21]

　政府は、中国・武漢を中心に感染が拡大している新型コロナウイルスによる肺炎を「指定感染症」とすることを閣議決定しました。

　指定感染症になると国は患者の強制入院や就業制限、それに濃厚接触者の調査などができるようになります。医療費は公費負担となります。施行は来月7日からで、医療費の公費負担については今月28日から実施するということです。また、政府は「検疫感染症」に指定することも閣議決定しました。検疫所ではこれまで発熱の確認や自己申告の呼び掛けにとどまっていましたが、感染が疑われる人に診察や検査を受けさせたり消毒などを実施できるようになります。厚生労働省は夕方、新型肺炎に関する対策推進本部を立ち上げます。