習主席 非常事態宣言に否定的 WHOとの会談で[2020/01/29 08:07]

 中国の習近平国家主席はWHO(世界保健機関)の事務局長と会談し、緊急事態宣言に否定的な考えをにじませました。

 中国メディアによりますと、習主席は「疫病の予防と制御は今、最も重要な仕事だ」と強調したうえで、「WHOが客観的かつ公正に事態を評価できると信じる」と述べ、緊急事態宣言の判断は慎重に行うよう求めたということです。これに対し、テドロス事務局長は「WHOは科学的事実を根拠に判断する」と応じました。WHOは緊急事態宣言の判断を見送っていますが、感染は拡大し続けています。

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