中国・武漢からの帰国便 乗客が出発前の様子語る[2020/01/29 05:51]

 新型コロナウイルスの感染が拡大する中国・武漢市からチャーター機で帰国する日本人がANNの取材に応じ、出発前の空港での様子を語りました。

 帰国チャーター便の乗客:「(Q.皆さんの様子は?)結構、皆さん疲れきっていて、軽食とかもほとんど取ってないです」「(Q.体調が悪い人はいましたか?)いないですね」「(Q.帰国後の指示は?)日本に帰ってからじゃないと病院に行くとか分かんないみたいです」
 映像は武漢の空港でチャーター機への搭乗を待つ日本人の様子を捉えたものです。撮影した乗客によりますと、日本の外務省職員が1人ずつ名前を呼んでアルコール消毒や体温のチェックをしたうえで搭乗しているということです。日本人約200人を乗せたチャーター機は武漢の空港を出発する予定時刻を過ぎていますが、まだ飛び立っていないということです。政府関係者によりますと、今回は新型コロナウイルスが発生した疑いのある海鮮市場や空港の近くに住む人たちを優先したということです。機内で医療チームが検疫を行い、新型肺炎を発症している人は羽田空港に到着次第、医療機関へ搬送する準備をしています。政府は武漢に残された帰国希望者向けに29日午後8時に第2便を、30日の夜には第3便を派遣する方向で調整しています。

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