新型肺炎 日本人初感染 武漢からの客乗せバス運転[2020/01/29 06:15]

 奈良県の60代の日本人男性が新型コロナウイルスによる肺炎に感染したことが分かりました。国内で日本人の感染者が確認されたのは初めてです。

 加藤勝信厚労大臣:「武漢市に滞在歴はなく、1月に2回にわたり武漢からのツアー客をバスに乗せていた」
 厚生労働省によりますと、感染が確認されたのは奈良県に住む60代のバス運転手の男性です。男性は14日にせきや関節痛などの症状が出て25日から奈良県内の医療機関に入院し、検査の結果、新型コロナウイルスへの感染が確認されました。容体は快方に向かっているということです。男性は中国・武漢での滞在歴はなく、8日から11日、12日から16日の2回、武漢からのツアー客を乗せたバスを運転して観光に同行していました。すでにツアー客は全員、帰国していてこのなかに感染者がいたかは分かっていません。
 このほか、28日になって愛知県と北海道の医療機関でそれぞれ武漢から来た中国人の40代の男性と女性が新型コロナウイルスによる肺炎に感染したことが分かりました。これまでに国内で確認された感染者は合わせて7人となりました。

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