金委員長が水害被災地を視察 食料などの支援を指示[2020/08/07 08:51]

 北朝鮮メディアは、金正恩委員長が水害の被災地を視察し、食料などの支援を指示したと報じました。

 朝鮮中央通信によりますと、北朝鮮南西部の黄海(ファンヘ)北道では連日の大雨で堤防が決壊し、水田が冠水したり家屋が倒壊するなどしています。被災地一帯の視察を行った金委員長は、人命被害がないことを「本当に幸いである」と述べたうえで、備蓄していた食料やセメントなどの資材を供給するよう指示したということです。また、被災地とほぼ同じ規模の農村を新たに建設するともしています。国連の経済制裁や新型コロナウイルスで食料事情が逼迫(ひっぱく)するなか、生活を守る指導者像をアピールすることで国内の結束を図る狙いがあるとみられます。

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