日航機墜落から35年 遺族らマスク姿で慰霊登山[2020/08/12 11:59]

 520人が犠牲となった日航ジャンボ機墜落事故から12日で35年です。新型コロナウイルス禍のなか、遺族らはマスク姿で慰霊登山をしています。

 1985年8月12日、日本航空のジャンボ機が群馬県上野村の御巣鷹の尾根に墜落し、乗客乗員520人が犠牲となりました。新型コロナウイルスの影響で登山口には消毒液が置かれ、遺族らはマスク姿で慰霊登山をしていますが、例年に比べると人数は少なくなっています。
 弟を亡くした女性(61):「(弟に)会えるのではないかという気持ちを抱きながら登っている。何年経っても悲しみと悔しさは残ったままです」
 現場では去年の台風の影響で土砂崩れが起き、犠牲者が見つかった場所を示す一部の墓標が埋まるなどしたため場所が移されました。夕方には規模を縮小して慰霊の園で追悼慰霊式が行われます。

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