超党派議員が政府に申し入れ 香港捜査共助に拒否を[2020/08/12 20:26]

 香港で民主活動家らが一斉に逮捕されたことなどを受け、日本の与野党の国会議員30人が中国や香港政府からの捜査協力の要請に応じないよう日本政府に申し入れました。

 超党派の議員で作る「対中政策に関する国会議員連盟」は、香港で民主活動家の周庭氏らが国家安全維持法違反の疑いで逮捕され、その後に保釈されたことを受けて緊急声明を発表しました。緊急声明では香港での動きについて「言論の自由など、基本的人権を蹂躙(じゅうりん)する行為は近代民主的国際国家として許されるものではない」と非難したうえで、日本政府に対し、中国や香港政府からの捜査共助に応じないと宣言することや、ビザなしで滞在できる期間の延長などを求めました。申し入れを受けた西村官房副長官は「関係省庁と協議をして、しっかりと対応する」と応じたということです。

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