トランプ陣営“女性票”掘り起こし[2020/08/12 23:37]

 アメリカ大統領選で野党・民主党が女性を副大統領候補に起用したなか、一方のトランプ陣営は女性票の巻き返しを図り、激戦州でキャンペーンを展開しています。

 会場の中央には「トランプのための女性たち」と書かれたピンクのバス。このバスで11月の大統領選までの間、勝敗を左右するといわれるペンシルベニア州などの激戦州を回ります。トランプ陣営が主にターゲットにしているのが都市部の郊外に住む比較的、裕福な女性たちです。
 イベントの主宰者、ララ・トランプ氏:「『物言わぬ多数派』は現実に存在します。物言わぬ多数派は今、これまでにないほど増えているのです」
 集会に参加した女性:「残念なことにコロナウイルス感染拡大でトランプを責める人がいるけど、最初に中国からの入国を止めると言ったのはトランプよ」
 前回の大統領選挙でトランプ氏が制したペンシルベニア州やミシガン州などの激戦州では現在、民主党のバイデン候補が支持率でリードしています。こうした地域で巻き返しを図るため、積極的に支持を表明していない女性を中心に民主党政権への危機感をあおる戦略です。
 集会に参加した女性:「都市部で経済を立て直さなければ都市部で働く(低所得の)人々が郊外に住むようになる。都市部に仕事がなくなれば、その人たちがこの郊外にやってくるのよ」
 今回の選挙は「隠れトランプ」の女性たちが勝敗を左右するかもしれません。

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